スターターセット

【一週間快適に暮らせる】一人暮らしの生活スターターセット|優先順位つき必需品リスト43選

【一週間快適に暮らせる】一人暮らしの生活スターターセット|優先順位つき必需品リスト36選

段ボールを開けて荷物を出し、ふと気づく——「あれ?これがないと生活が回らない…」

引越しを終えて最初の一週間は、思いがけないところで「あって良かった」「これが足りない」を繰り返す日々です。

ネットで検索すると「新生活に必要なもの100選!」なんて記事がたくさん出てきますが、本当に最初から全部必要でしょうか?

答えはNOです。

大切なのは「生活を回せる最低限」を揃えること。あれもこれもと買いすぎて、結局使わないまま場所を取る…そんな失敗は避けたいですよね。

この記事では、一人暮らし経験者の声をもとに、最初の一週間で「本当に必要だったもの」だけを厳選しました。優先順位つき・予算目安つきで、無駄なく準備を進められます。

目次

  1. 【最優先】キッチン周り|まずは「食べられる」を整える
  2. 【翌日から必要】洗濯・掃除周り|清潔を保つ”基本のセット”
  3. 【翌日から必要】バス・トイレ周り|一日の疲れをリセットする場所
  4. 【最優先】寝具周り|眠れる環境を整える
  5. 【あると安心】暮らしの小物|細やかな道具が、ストレスを減らす
  6. 【後から買うべきもの】焦って揃えると後悔するアイテム
  7. 【一覧表】生活スターターセット|カテゴリ別まとめ
  8. 【予算の目安】スターターセットの総額|節約ポイントつき
  9. まとめ|”暮らしを始める”とは、完璧に揃えることじゃない

【最優先】キッチン周り|まずは「食べられる」を整える

一人暮らし=自炊、というイメージがありますが、実際には最初の数日は外食やコンビニ中心になる人がほとんど。

大切なのは「本格的な調理」ではなく、「簡単な食事ができる・片付けられる」環境を作ることです。

調理器具|”1品作れる”がスタートライン

中サイズのフライパン(20〜24cm)
一人分の炒め物や目玉焼きに最適なサイズ。大きすぎると洗うのも収納も大変です。テフロン加工なら油が少なくて済み、初心者でも失敗しにくい。予算は1,500〜3,000円程度。

三徳包丁&小さめまな板
包丁は刃渡り16〜18cmの三徳包丁が万能。まな板は一人暮らしなら30cm前後の小さめサイズが使いやすく、シンクでも洗いやすいです。セットで2,000円前後。

選び方のコツ:「洗いやすさ」を最優先に。最初は食洗機対応のシンプルな道具が◎。

食器類|”使い回せる”が鉄則

皿2枚(中サイズ・直径20cm前後)
ワンプレートで盛りつけられるサイズが便利。白や無地なら飽きずに使えます。

マグカップ1つ
コーヒーだけでなく、スープやインスタント麺にも使える万能選手。容量300〜400mlが使いやすい。

お椀1つ
ご飯やみそ汁用に。プラスチック製なら軽くて扱いやすく、予算も500円以下で揃います。

箸・スプーン・フォーク
各2本ずつあると、洗い物が溜まっても困りません。100円ショップで十分。

よくある失敗:食器を買いすぎて収納に困る。最初は最小限にして、足りなければ買い足すのが正解です。

保管・洗浄用品|”清潔を保つ”が快適の秘訣

保存容器(2〜3個)
作り置きや残り物の保存に。透明なタイプなら中身が見えて使い忘れを防げます。サイズ違いで揃えると便利。予算800〜1,500円。

食器用洗剤・スポンジ・ふきん
洗剤は除菌タイプが安心。スポンジは2個用意して、食器用と調理器具用で使い分けると衛生的です。

キッチンペーパー
油汚れや水気を拭き取るのに大活躍。1ロールあると重宝します。

プチアドバイス:ふきんは速乾タイプを選ぶと、生乾き臭を防げます。

キッチン周りの予算目安

アイテム予算
フライパン1,500〜3,000円
包丁・まな板2,000〜3,000円
食器セット1,500〜2,500円
保存容器・洗浄用品1,000〜2,000円
合計約6,000〜10,000円

【翌日から必要】洗濯・掃除周り|清潔を保つ”基本のセット”

ワンルームでは、清潔を保つことが快適さに直結します。特に最初の一週間は引越しのホコリや段ボールのゴミで部屋が汚れやすいもの。

「掃除しやすい環境」を作ることが、気持ちよく暮らす第一歩です。

洗濯用品|”干せる”が大前提

洗濯ネット(2枚)
衣類の傷みを防ぎ、洗濯物の絡まりも解消。大小2サイズあると使い分けできます。予算300〜500円。

洗濯洗剤(柔軟剤入りの液体タイプ)
計量が簡単で、柔軟剤入りなら1本で済むので経済的。ジェルボールタイプもおすすめ。

ピンチハンガー
靴下や下着など小物を干すのに必須。20〜30ピンチのものが一人暮らしには十分。

ハンガー(10本)
シャツやパンツを干すのに。最初は10本あれば回せます。プラスチック製より、すべりにくいタイプが◎。

室内干しスタンド or 突っ張り棒
ベランダがない、または天気が悪い日用に。突っ張り棒なら場所を取らず、予算も1,000円程度で済みます。

賃貸あるある:ベランダが狭い、日当たりが悪い物件は多いもの。室内干しグッズは必須と考えておきましょう。

掃除用品|”サッと掃除できる”が継続の秘訣

フローリングワイパー
掃除機より手軽で、毎日の床掃除に最適。シートは使い捨てタイプとドライ・ウェット両用があると便利。本体は500〜1,000円。

コロコロ(粘着クリーナー)
布製品や細かい場所のホコリ取りに。ベッド周りやカーペットに大活躍。予算300〜500円。

除菌ウェットシート
テーブルやドアノブ、水回りの掃除に。サッと拭けるので習慣にしやすい。

小さなゴミ箱(部屋用・キッチン用)
各場所に1つずつあると、ゴミをためずに済みます。キッチンは蓋つきが◎。予算1,000〜2,000円。

プチアドバイス:「掃除道具がすぐ手に取れる場所にある」ことが、きれいを保つ最大のコツです。

洗濯・掃除用品の予算目安

アイテム予算
洗濯用品一式3,000〜5,000円
掃除用品一式2,000〜4,000円
合計約5,000〜9,000円

【翌日から必要】バス・トイレ周り|一日の疲れをリセットする場所

お風呂とトイレは、「清潔感」と「心地よさ」で一日の質が変わります。

特に引越し直後は疲れやストレスが溜まりやすいので、リラックスできる空間づくりが大切です。

バス用品|”好きな香り”が心を整える

ボディソープ・シャンプー・コンディショナー
最初はトラベルサイズで試して、好みに合えば大きいサイズに切り替えるのが失敗なし。予算1,500〜3,000円。

ボディタオル
ナイロン製は泡立ちが良く、速乾性も◎。綿タオルより衛生的です。予算300〜500円。

バスマット
珪藻土タイプは吸水力が高く、すぐ乾くので一人暮らしに最適。布製なら洗い替えを1枚用意しましょう。予算1,000〜2,000円。

よくある失敗:バスタオルを何枚も買って、干す場所がない。最初はフェイスタオル2〜3枚で十分回せます。

トイレ・洗面用品|”清潔”が安心につながる

トイレマット
飾りというより、床の汚れ防止のため。小さめサイズなら洗濯も簡単。予算500〜1,000円。

トイレットペーパー・予備1ロール
引越し当日から必要な最重要アイテム。最初は6ロールパックを買っておくと安心。

洗面コップ
歯磨き用に。プラスチック製なら割れる心配もなく、予算200〜300円。

歯ブラシ・歯磨き粉
毎日使うものこそ、「使いやすさ」を重視。歯ブラシは1ヶ月で交換する前提で予備も買っておくと◎。

ハンドソープ
ポンプ式が手軽。除菌タイプなら感染症予防にも。予算300〜500円。

プチアドバイス:毎日使うものは「好きな香り」「好きな色」を選ぶと、暮らしが楽しくなります。

バス・トイレ用品の予算目安

アイテム予算
バス用品一式2,500〜4,500円
トイレ・洗面用品1,500〜2,500円
合計約4,000〜7,000円

【最優先】寝具周り|眠れる環境を整える

一人暮らしで最も大切なのは「ちゃんと眠れること」。睡眠の質が悪いと、仕事も勉強も日常生活もすべてに影響します。

家具を揃える前に、まずは「体を休める場所」を確保しましょう。

基本の寝具|”3日間快適に眠れる”が最低ライン

マットレス or 敷布団(厚み3〜5cm)
床に直接敷くなら、厚み5cm以上のマットレスが快適。三つ折りタイプなら収納もしやすく、予算3,000〜8,000円。フローリングに直接寝ると体が痛くなるので、ケチらないのが正解です。


高さが合わないと首や肩が痛くなります。最初は調整できる枕(中材を出し入れできるタイプ)がおすすめ。予算1,500〜3,000円。

掛け布団 or ブランケット
季節に応じて選びましょう。春秋なら薄手のブランケット(2,000円〜)、冬なら羽毛布団(5,000円〜)が快適。真夏はタオルケットでもOK。

シーツ・カバー(洗い替え1セット)
最低でも洗い替え1セットがあると、洗濯中も困りません。敷きパッドがあると汗を吸い取ってくれて快適。予算2,000〜4,000円。

賃貸あるある:ベッドを買ったはいいけど、部屋が狭くて後悔…。最初はマットレスだけで様子を見るのが失敗しない選択です。

環境を整える|”光”と”湿気”対策が快眠のカギ

カーテン(遮光タイプ推奨)
防犯とプライバシー保護はもちろん、朝日で起こされたくない人は遮光1級が必須。窓のサイズは物件によって違うので、入居前に採寸を。予算5,000〜10,000円。

除湿シート(床に寝る場合)
フローリングに直接マットレスを敷くと、湿気でカビが生えやすい。除湿シートを1枚敷くだけで、カビ・ダニ予防になります。予算1,500〜3,000円。

プチアドバイス:「高いベッドを買ってから後悔」より、「まずマットレスで試して、必要なら買い足す」方が失敗しません。

寝具周りの予算目安

アイテム予算
マットレス・布団3,000〜8,000円
1,500〜3,000円
掛け布団・ブランケット2,000〜6,000円
シーツ・カバー2,000〜4,000円
カーテン5,000〜10,000円
除湿シート(必要に応じて)1,500〜3,000円
合計約15,000〜34,000円

※ カーテンは防犯上、引越し当日から必須。寝具の質は睡眠の質に直結するので、ここはケチらないのが正解です。

【あると安心】暮らしの小物|細やかな道具が、ストレスを減らす

「こんなの後でいいや」と思いがちな小物ほど、実は日常生活で「あって良かった」と実感するアイテムです。

特に災害時や急なトラブルにも対応できるものを揃えておくと、心の余裕が生まれます。

電気・照明関連|”停電”に備える視点

延長コード(2〜3m)
コンセントの位置と家具配置が合わないことはよくあります。3〜5口タイプが便利。予算800〜1,500円。

モバイルバッテリー
スマホの充電切れは現代の最大の不安。災害時の備えとしても必須です。容量10,000mAh以上が安心。予算2,000〜3,000円。

ランタン or 小型ライト
停電時や夜中にトイレに行くときに便利。LEDタイプなら電池が長持ちします。予算1,000〜2,000円。

災害対策の基本:「普段使いできて、いざという時も役立つ」ものを選ぶのがコツです。

日常の必需品|”ちょっとした不便”を解消する

はさみ・ドライバーセット
通販の開封、家具の組み立て、ネジの締め直しなど、意外と使う場面が多い。100円ショップで揃えても十分。予算500〜1,000円。

ゴミ袋(自治体指定のもの)
引越し直後は段ボールの処分などでゴミが大量に出ます。自治体指定のゴミ袋を事前に購入しておくと安心。サイズ違いで数枚ずつ用意を。

ティッシュ・トイレットペーパー予備・マスク
ティッシュは2〜3箱、トイレットペーパーは予備を6ロール程度。マスクも1箱あると安心です。

ラップ・アルミホイル
食品の保存や電子レンジ調理に。100m巻きなら1本で数ヶ月もちます。

ガムテープ・梱包材
引越しの段ボール処分や、荷物の発送時に必要。透明テープと布テープ、両方あると便利。

よくある失敗:「そのうち買おう」と思っていたら、必要なときに手元にない。小物こそ最初にまとめ買いがおすすめです。

暮らしの小物の予算目安

アイテム予算
電気・照明関連3,800〜6,500円
日常の必需品2,000〜3,500円
合計約5,800〜10,000円

【後から買うべきもの】焦って揃えると後悔するアイテム

一人暮らしを始めるとき、「これも必要かも」と買いすぎてしまうのは誰もが通る道。

でも、以下のものは生活スタイルが見えてから検討するのが正解です。無駄な出費を避けるための”待った方がいいリスト”を紹介します。

家具・家電|”生活パターン”が見えてから

  • テレビ・テレビ台
    → 最近はスマホやPCで十分な人が増加中。「本当に見るか?」を1ヶ月考えてから
  • ソファ
    → 部屋が狭く感じる原因No.1。床に座る派なら不要かも
  • 大きな本棚・収納家具
    → 荷物の量を把握してから選ぶべき。買ってから「入らない」「邪魔」は悲惨
  • ロボット掃除機・空気清浄機
    → 部屋の広さや生活スタイルに合うか確認してから。ワンルームには大きすぎることも
  • 高級炊飯器・トースター
    → 自炊の頻度が見えてから検討。最初は3,000円の炊飯器で十分

インテリア・雑貨|”自分の好み”が固まってから

  • 観葉植物
    → 世話をする余裕があるか、日当たりは十分かを見極めてから
  • 装飾品・ポスター・クッション
    → 暮らしながら「本当に好きなもの」を見つける方が満足度が高い
  • アロマディフューザー・間接照明
    → 憧れで買っても、結局使わないことが多い

消耗品|”大量買い”は失敗のもと

  • 洗剤・シャンプーの大容量サイズ
    → 好みに合わなかったり、香りに飽きたりする。最初は小さめサイズで試して
  • 大量のハンガー・収納ケース
    → 実際の服の量を把握してから買い足す方が無駄がない

合言葉は「最低限で始めて、必要になったら買い足す」。足りないことより、「買いすぎて処分に困る」方がよっぽどストレスです。

【一覧表】生活スターターセット|カテゴリ別まとめ

最初の一週間を困らず過ごせる、バランスの取れた構成です。

カテゴリ必要数優先度ポイント
キッチン約9点★★☆食べる・洗うが完結できる
洗濯・掃除約11点★★★清潔を維持しやすいラインナップ
バス・トイレ約9点★★★香りと清潔感で心地よく
寝具約6点★★★“眠れる”を最優先に
小物約8点★☆☆防災・日常の両方に役立つ
合計約43点最初の一週間の基盤

※ 優先度★★★=初日から必須、★★☆=翌日までに、★☆☆=1週間以内に

【予算の目安】スターターセットの総額|節約ポイントつき

無理なく揃えられる予算配分の参考にしてください。

カテゴリ最小限予算標準予算節約のコツ
キッチン周り6,000円10,000円100円ショップ活用で半額に
洗濯・掃除用品5,000円9,000円セット商品を狙う
バス・トイレ用品4,000円7,000円トラベルサイズで試してから
寝具(基本セット)15,000円34,000円マットレスはケチらない
小物・日用品5,800円10,000円まとめ買いで単価DOWN
合計約35,800円約70,000円実家から持参で-20,000円

予算を抑える3つのコツ

1. 実家から持っていけるものを最大活用
タオル、食器、文房具など、使えるものは遠慮なく持参を。新品にこだわらなければ1〜2万円は浮きます。

2. 100円ショップを賢く使う
食器、掃除道具、小物類は100円ショップで十分なものも多い。特にDAISO・Seria・Can★Doは品質も◎。

3. 優先順位を守る
「最優先」のもの(寝具・カーテン・照明)にはしっかり予算を使い、「あると便利」なものは後回しに。

予算配分の鉄則:睡眠と清潔にはお金をかけ、見た目や便利グッズは後回し。これが失敗しない新生活のコツです。

まとめ|”暮らしを始める”とは、完璧に揃えることじゃない

一人暮らしの準備で大切なのは、「全部揃えること」ではなく、「最低限で暮らしを回せる状態をつくること」です。

足りないものは、生活しながら気づけばいい。必要なものは、暮らしが教えてくれます。

入居前に揃えるべき優先順位

【最優先】初日の夜を乗り切る

  • 寝具(マットレス・枕・掛け布団)
  • カーテン
  • 照明器具
  • バス・トイレ用品

【翌日までに】基本的な生活が回る

  • 洗濯用品(洗剤・ハンガー)
  • 掃除道具(ワイパー・ゴミ袋)
  • キッチン最小限セット

【1週間以内に】自分のペースで判断する

  • 追加の食器・調理器具
  • 収納用品
  • 小物・インテリア

最後に|焦らず、自分のリズムで

「あれもこれも」と焦って買い揃えなくて大丈夫。

大切なのは、今日の夜を快適に過ごせること。明日の朝、気持ちよく目覚められること。

それができたら、あとは少しずつ。

暮らしは、買い揃えることより、”始めること”から軽やかに。

必要なものは、生活が教えてくれます。

焦らず、自分のリズムで。
あなたの新しい暮らしが、心地よく始まりますように。